2025年4月19日

戌亥とこと深夜の「語り合い」――悩みも笑いも包み込む、夜更けの優しさ

週末のとある深夜、にじさんじ所属の人気VTuber戌亥とこがリスナーたちと過ごす、忘れがたい語り時間が繰り広げられた。「ゲーム実況」と冠されつつも、その内容は人生相談から恋バナ、趣味話にまで及び、眠れぬ夜を共にする“仲間たち”のための応援歌のような配信となった。

眠れぬ夜と“自分騙し”の素敵なススメ

開始早々、「まだ桜はギリギリ楽しめる」と語るとこちゃん。体内時計のアドバイスは、眠れないリスナーへ贈るちょっとした魔法。「最後に見た時計の時間を寝付くまで持ち続けると、その分しっかり眠った気分になる」とのことで、現代人必須の“自分を大事にする技”と話す。やや自虐も挟みつつ、「自分を騙すんじゃなくて大切にしてる」と明るく力強い言葉が夜に穏やかに響く。

不安と悩みに寄り添う戌亥流エール

「先行きが見えず不安」「新生活が辛い」「大切な人との別れが近いかもしれない」――多くの悩みや不安がリスナーから寄せられる。それに対して、とこちゃんは実体験や率直な価値観を交えながら、優しく返答。「無理に先のことを考えなくていい。目の前のことを積み重ねていこう」と、身に染みるような言葉が並んだ。“努力”や“自己肯定感”への真剣な悩みも、「人と比べず、昨日の自分と比べてみて」と具体的に導き、リスナーだけでなく、自分にも言い聞かせるスタンスがさらに共感を呼んだ。

部署違いの“応援”と、唯一無二のライブ感

ライブや配信に関わる応援スタイルにも独特の例えが飛び出す。「株式会社犬井と」の配属部署という例えで、「Liveで声を出す人、コメントする人、SNSで盛り上げてくれる人、どれも立派な応援部署!」と全肯定。グッズを持てなくても、現地参加でなくても、それぞれ自分らしいやり方でいい。応援の多様さと、その全てを嬉しく思っている気持ちがストレートに伝わった。

また、戌亥とこ自身もライブについて「どの形も、それぞれの思いがあっていい」と語る。普段は言わない“特別な話”をライブでだけ伝えるというこだわりや、リスナーが費やす時間や情熱への感謝も惜しみなく吐露した。

夜ふかしリスナーと生まれる一体感

「夜行バスのお供になりました」「作業が進んだ」など、深夜のYouTubeコメントは盛り上がり続ける。意識が朦朧とするほど長く続いた語りに、終わりを惜しむ声や、心が落ち着くとの声が相次いだ。悩み相談から、ライブ裏話、推しの話、果ては“ハムスターのこもさん”への親バカ全開トーク。どんな話題も、戌亥とこの手にかかれば、優しさとちょっぴりお茶目がミックスされた、心地よい夜のエッセンスとなる。

最後は「みんなの肩組んで生きていこう」と、夜をともにくぐり抜ける仲間たちへエール。「火が昇ってきたから、寝るで」と静かに幕を引いた戌亥とこ。その配信は、今日もあたたかく記憶に刻まれる。

推しもリスナーも、ひとときの“語り合い”で、ちょっと元気になれる。そんな夜だった。

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