月ノ美兎が駆け抜けた「Paper Rabbit」ソロライブ、バーチャルで描いた“全力の今”!
バーチャルYouTuber界のパイオニア、月ノ美兎(つきのみと)が、ソロライブ「Paper Rabbit」の舞台裏を惜しみなく語る熱量あふれる振り返り配信。その内容は、すべてが“挑戦”と“工夫”、そして“仲間へのリスペクト”に満ちていた。
緻密な準備と止まらないアイデアの嵐
ライブ準備ではセットリスト作成から演出まで、まさにセルフプロデュース全開。“やれること詰め込みすぎ問題”と笑いながらも、委員長らしい完璧主義が炸裂する。「曲数がやばい」と本音をこぼしつつ、アイドルマスターや様々なVアーティストライブを研究し、参考にしたノウハウも惜しまず注ぎ込むスタイル。バーチャルもリアルも巻き込んだ企画力で、どんな小さなギミックも“特別な瞬間”に仕立てていく姿勢がまぶしい。
練習への情熱も凄まじい。ライブ前は緊張で一睡もできず、「寝てないよアーティスト」同士に妙な親近感を覚えつつ、前日深夜にはプロアーティストの“ライブ前寝不足エピソード”を検索して自分を奮い立たせるエピソードに思わず微笑まされる。また、「ジョギングは本当に間に合うの?」と疑問を投げるも、リハから始めたランニングも新しいチャレンジ。「付け焼き刃だけど意味ある!」と実践し、5kmの道のりを日々駆け抜けたストイックさにはリスナーも驚きの声だ。
挑戦とトラブル、その先の感動
本番当日にプロのマッサージ師が駆けつけてくれるサプライズには、満身創痍の委員長も「ありがたすぎ!」と歓喜。緊張のあまり耳中音のバランスに戸惑い、「パニック寸前」と苦笑しつつも、何度もリハを重ねて本番へ。“演出は総合芸術。全員の力が噛み合って生まれる”との言葉通り、複雑なチームアップで舞台は彩られていく。
ライブの楽曲演出も見応えたっぷり。オリジナル曲「歩くペーパーバース」では実際の新曲CDやゲーム、紗幕映像を仕込み、幕の裏から“会場に歩いていく”ストーリーを構築。その後の「アンチグラビティガール」や「ミトラジギャラクティカ」では、挑戦的な振りや現地コール&レスポンスに現場はヒートアップ! 洗濯機やシュレッダー、爆発パーマで変化する髪型など、細部まで遊び心と驚きが仕込まれていた。
豪華ゲストとバーチャルならではの表現
BBBライブでの縁からピーナッツくん&ポンポコをサプライズゲストに迎え、観客も大興奮。「ピーナッツくん殺害シーン」ではシュールかつバーチャルならではの“命の軽さ”をネタに昇華し、笑いと衝撃を巻き起こした。さらに、ライブ中にはシロさん、咲唯、弦月ら豪華メンバーも登場。思い出を辿る組み合わせや、歌割りへ込めた想い、初コラボのエピソードなど、委員長の細やかな配慮と深い愛が光る。
クライマックスに至るまで、バーチャルライブの「ここでしかできない」演出――骨折からのTポーズ復活、バルーンのサプライズ、高度な光演出ダンサー――で幻想的な世界観を駆け抜ける。「バーチャルなら何度でも死ねる、蘇れる」という独自の哲学が“Vならでは”の新しい感動を導いた。
“みんなで作った”という誇り
MCでは「ライブはみんなの元気玉」、スタッフや演者、リスナーへの感謝が止まらない。「突っ込みマニア」と自認する委員長は、演出・構成・ビジュアルすべてに目を光らせ、矛盾や未完成を愛嬌と工夫で昇華。すべてが「趣味」であり、「楽しむため」と笑った表情の裏には、月ノ美兎らしい全力投球の姿が隠れていた。
最後まで“ありがとう”が止まらない配信。月ノ美兎の描くバーチャルの世界は、仲間とリスナー、そしてスタッフの熱意がギュッと詰まった一夜となった。終えてなお、「またやりたい!」と満面で語る彼女とともに、新たな夢の舞台が広がり続ける予感だ。
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