2025年5月13日

乙女たちが見た、上村松園の美しき世界――らでん&リリカの心が躍る美人画体験レポート

芸術のきらめきが初夏を包み込む大阪・中之島美術館。この日、館内には儒烏風亭らでんと一条莉々華、ReGLOSSの華やかなコンビが登場!なんと特別に、閉館後の上村松園展を独占ロケするという夢のようなひとときが実現した。

伝統と乙女のトークが光る、美人画探訪の幕開け

冒頭かららでん流の愉快な雰囲気で乾杯が交わされ、今回の旅のお供は「日本酒」&「水羊羹」という粋な組み合わせ。美しいものを見るには、美味しいものも欠かせない!と息もぴったりなお二人。らでんラボありきの“芸術とリラックス”スタンスで、リスナーへも「お好きな飲み物をどうぞ♪」とちゃっかり案内。

そんな和気あいあいな導入から、日本美術史をやさしく解説。上村松園の活躍した明治~昭和期に、「日本画」と「西洋画」の区別が生まれたことや、美人画の歴史も分かりやすくひもときながら、「アイドルのブロマイドみたいなもの」という例えも飛び出すなど、独自の視点が満載だ。

息遣いまで伝わる…松園美人画の世界に迫る

いよいよ本編、ロケ映像の振り返り――。展示室に並ぶ松園作品の前では、素直な驚きやときめきが止まらない!「この袖の桜の舞い方が素敵!」「差し色に赤を使うセンスがたまらない」と、二人の感動は次々に膨らむ。

作品の緻密な描写と、ふとしたしぐさの美しさに「切り抜いたみたい」「女性らしさが線の細さに表われてる」と興奮が高まる。一方で、松園作品ならではの季節感や、着物の柄、髪型、持ち物など…一つ一つから「当時の生活」が立ち上がる感覚にワクワク!「覗き見てる感じが面白い!」と、乙女心全開のトークが続いた。

“お母さん”を支えに――松園の生きた時代と作品の背景

美人画だけでなく、「整眉」や「お歯黒」など、当時の女性の身だしなみも話題に。日本の結婚や家族観、暗黙のルールに「へぇ〜〜」「勉強になる!」と素直な驚き。松園が女性初の文化勲章受章者であることや、世間の壁を乗り越えた人柄、そして母への感謝へ話が及ぶと、芸術を支えた家族へのリスペクトも語られる。

「見ているうちに、まるで窓から昔の暮らしを覗き見るみたい」と語るらでん。一枚の絵から時代の空気や女性たちの息遣いまでも感じ取り、リリカも「この時代にタイムスリップしたい!」と心底惹き込まれていた様子だ。

“推し作品”を語り合う余韻、100点の“美”との出会い

なんと今回の展覧会、100点にも及ぶ美人画やスケッチが堪能できるという贅沢ぶり!「柱のある構図」や「母を思わせる1枚」など、互いの推し作品の談義で盛り上がり。知識がなくても、ひと目で心を奪われる魅力がここにある――それを温かく伝えてくれた。

ラストには「美人画から感じた当時の情景や、女性のしなやかさ、そして強さ。100年後も愛される理由が分かった」と二人の感動がぎゅっと凝縮。思い思いの“好き”を見つけてほしいという気持ちと共に、最高の余韻を届けてくれた。

松園の美人画から受け取るこの力、一度味わったらきっとリスナーの心にも残るはず。らでん&リリカの乙女パワー炸裂のレポートは、芸術をもっと身近に感じさせてくれる一夜となった。

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