2025年5月22日

推理の迷宮にリスナーも夢中!周央サンゴが紡ぐ「D坂の殺人」朗読の夜

朗読、その言葉に酔いしれる夜がやってきました。にじさんじ所属のバーチャルライバー、周央サンゴが久々に挑んだのは、江戸川乱歩による名作ミステリー「D坂の殺人事件」。穏やかな空気とともに幕開けした配信は、初夏の蒸し暑い晩が舞台の物語へと、リスナーを静かに誘い込んでいきました。

明智小五郎、そして謎めく事件の幕開け

サンゴは冒頭、最近は朗読の機会がなかったことや、ミステリー好きに拍車をかけた「金田一少年の事件簿」への沼落ちを明かして、「だからこそ今夜は乱歩朗読!」と自分にエールを。江戸川乱歩といえば明智小五郎——本作はその鮮烈な初登場作品!サンゴのやや緊張を交えた丁寧な語りは、「事件」を彩る静けさと不穏な気配を絶妙に伝え、リスナーたちをぐいと引き込んでいきます。

配信ならではの臨場感と「眠りの魔法」

配信は「睡眠導入にもどうぞ」との言葉通り、マイクを調整するサンゴの声も心地よいBGMとなり、「ねむ…」とチャットに流れる声や「事件が気になる!」という盛り上がりが絶えません。物語の序盤、古本屋に正体不明の影が現れるあたりはコメント欄の「びっくり」「ゾワッとした」「明智登場…!」と興奮も最高潮に。さながら推理小説に夢中になる夜ふかし組の集いです。

サンゴならではの“目線”で描く乱歩ワールド

朗読が進むにつれ、サンゴは淡々と事件の中身を描写しつつも、「このシーン、心理描写が深い…」「犯人の動機ってどこか切ないよな」と独自の感想を混ぜて物語をより奥深く立体的に表現していきます。時折出る「ンゴ」らしい言い回しや、絶妙な緩急は彼女ならでは。朗読しながらも「金田一のトリックと通じるものが…」とプチ考察もはさまれ、リスナーの「そうそう!」「わかる~」と共感する声が飛び交います。

事件の真相と心の闇――リスナーも一体に

物語は終盤に向けて、事件の解き明かしと人間心理の深淵へ。サンゴは「動機が大事なのが乱歩の面白いとこ」とコメントしつつ、単なる推理では終わらない“心の事件”として「D坂の殺人」を描き切りました。ラスト、事件の真実が明らかになり明智小五郎の意外な推理に至るあたりでは、リスナーも息を呑んで聞き入る瞬間に。想像力と朗読の力で、事件現場へ居合わせたような没入感を味わえたのではないでしょうか。

「次はどんなミステリーを読む?」期待高まるエンディング

配信ラストでは「またミステリー読むのもいいな」「今日はD坂上げてくれた人もありがとう」とリスナーに感謝しつつ、次なる朗読への意欲もちらり。「心理試験も読みたいって声あったね」と、一層ミステリー色の強まりそうなサンゴの今後にもわくわくが止まりません。

名作ミステリーとサンゴの朗読、両方の“いいね”が交差する、眠れぬ夜のすてきなひとときでした。

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