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2025年4月13日

【Unpacking】輪堂千速さんの段ボール地獄からの快感整理術。彼氏宅の狭さと配置制限を読み解き、玄関ルールも確立

輪堂千速さん本人も「2時間半もやっちゃった」と語るほど、置き場所最適化の没入感が配信を牽引した

今回扱ったゲームはUnpacking。箱を開け、出てくる生活道具を部屋へ置く。やることはシンプルだが、置き方と置ける場所のルールが明確に存在し、NG配置は最終チェックで赤枠になるパズル性が強い。輪堂千速さんは大量の段ボールを前に、まず部屋の機能ごとに開封ターンを区切る方針を採用。寝室ではぬいぐるみをベッドのZ字模様に合わせて配置し「一緒に寝よう。スバル先輩ここね」と置き場を即断。柔らかい物語性を演出したのが印象的だ。 次に一人暮らしのキッチンと洗面所に取り掛かると「どこから片付けようか。段ボール多すぎ」と嘆きつつ、箱の順番と引き出し容量を見比べ、先に頻度高いアイテムから定位置を作る手順で詰まりを回避した。 当初は短時間の単発予定だったが、配置検証が楽しくなり結果的に長丁場へ。輪堂千速さん本人も「2時間半もやっちゃった」と語るほど、置き場所最適化の没入感が配信を牽引した。 ゲームの概要は公式サイトが分かりやすいので参照すると良い。https://www.unpackinggame.com/

- シンク下のカオスを制す。包丁とコップと謎ツールの定位置争い

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キッチンはこの配信で最もロジックが際立った場面だ。箱から取り出す順に即興で置くのではなく、出現アイテムのカテゴリーを見て一旦仮置きスペースを作る。皿はサイズ順で積み、どんぶりは上段、コップは水切りラックを定位置に、スパイスはコンロ脇の手前側。この骨格を先に固め、最後にフライパンや電気器具の大物をシンク下へ回す。途中で正体不明の棒状アイテムに当たり「これはマジで何。マーカーかな。隙間気になるから寄せたい」と言いながら、サイズ感の相性を頼りにカトラリー仕切りへ寄せて収める判断が巧みだ。 さらに「待って引き出しあるやん」と気付いた瞬間、包丁やキッチンツールの定位置が一気に解け、コンロ周りの危険物密集を回避。視界と取り回しを両立する配置に修正した。 洗面所の箱からは靴と歯ブラシが同居で出てきて、視聴者が「靴と歯ブラシ一緒に入れないで」と即座に反応。 物語的には引っ越しあるあるの混入だが、ゲーム上は衛生カテゴリを分けるとペナルティを避けられる。最終チェックで赤になった電動シェーバーと薬は扉付き棚へ、掃除用品はシンク下へと移してクリア。包丁の置き場に悩む一連はここだ。 包丁の置き場で悩みながら引き出しを発見する場面

- 玄関の境界を宣言せよ。No shoesルールとスリッパ導線の最適化

中盤は玄関。箱からスニーカーやヒール、サンダルが連続出現し、輪堂千速さんはまず床面に境界線のイメージを描く。「Outside ここから、No shoes OK」と言語化しながら土足区画と生活導線を切り分け、玄関マットの位置で結界を可視化するアプローチがユニークだ。 バスルームは濡れ物と乾き物の導線が交差しやすいため「お風呂のサンダルと外のサンダルは別々」と視聴者から海外仕様の知恵を吸収し、浴室用サンダルを内側、ルームシューズをマット外へ。 「玄関の上の戸棚は使ってない」と自身の体験を挟みつつも、ゲームでは棚の高さと足元の取りやすさを優先して、通学用シューズは下段、使用頻度の低いヒールは上段に。 リビング側ではゲーム機のパッドが三つ出てきて、視聴者が「コントローラが3つあるなー」と盛り上がる。 ここはテレビ台の収納幅を測り、横一列ではなく斜め置きで非干渉を確保。さらに充電ケーブルの動線を考えると、端子の近い側へコントローラを寄せるのが正解。玄関から風呂、リビングへと導線を貫く整理思想が通底し、赤判定を最小化していく。 玄関に靴の境界線を決めてスリッパを配置する場面

- 彼氏宅の圧迫シェルフと赤判定の嵐。共有スペースに自分の居場所を作る

後半最大の山場は彼氏宅ステージ。収納はあるが自分の物を入れる余白が極端に少ない。最初にクローゼットへ衣類を掛けると、パンツとブラのセットが複数出現し「パンツ2セットある。同じの2セットずつ持つタイプなんだ」とキャラクター像を読み取りながら、色味で左右を分けて視覚ノイズを削減する。 壁棚は既に相手の荷物で埋まり「やばい、めっちゃやだ」と素直な拒否反応を漏らすが、ここで視点を切り替え、相手のものを少しだけ動かして隙間を作るゲームの自由度に着目。「距離の近い相手になったことで、その相手の荷物が動かせるのめちゃくちゃ良くない」と共存の手触りを喜ぶ。 実際の解法は、彼氏の本棚で上下段を入れ替え、自分のアルバムや画材を取りやすい高さへ。ダンベル置き場にも空きがあり「自分のダンベルも置けると似てるとこあるんだな」と語る瞬間は、パズルの正解以上に物語的カタルシスがあった。 もちろん試行錯誤も多い。台所では「これはここだ」と置いた調理器具がチェックで赤になり、生活動線の邪魔にならないポジションへ微調整を繰り返す。 収納のパズルが解けた終盤、チャット欄には「家族が増えたよ!」の声が走り、次の章の気配にざわつきが生まれた。 輪堂千速さん自身も「子供ができたのかどっちだ」と物語の分岐を推理し、次回への下地を敷く。 共有スペースに自分の居場所を確保するための一手一手が配信のピークを形作った。 彼氏の棚に自分のダンベルを並べる瞬間 最終チェックで赤判定を一つずつ潰す場面

- 赤枠を青に変えた達成感。次回は新生活の続きへ

成果は明快だ。キッチンは引き出しの活用で安全と効率を両立し、洗面所は衛生カテゴリを分けて赤回避、玄関はNo shoesルールで導線が明確になった。彼氏宅では圧迫感のある棚構成を再配列し、共有スペースに自分のゾーンを作ることに成功。視聴者の助言と反応も場面ごとに機能し、靴やスリッパの扱いはコメントの知見が実装され、生活感のある勝利に繋がった。最後は「次の部屋だけ見て終わりますか」と余韻を残しつつ、「また続きやろう」と継続を宣言。短め予定が長丁場へ伸びたのは、配置最適化が持つ中毒性の証左だ。 物の置き場を決める行為が、その人の人生と他者との距離を見せるのがUnpackingの真髄。次回は家族イベントの真相と新居のレイアウトが見どころになるはずだ。ホロライブDEV_ISの最新予定は公式サイトで追えるので、配信スケジュールと合わせてチェックしておきたい。https://hololive.hololivepro.com/dev_is/ 公式のゲーム情報は開発元の発信も参考になる。https://twitter.com/UnpackingALife

配信全体は、ただ片付けるだけではなく、配置の論理と物語の読み取りが交互に波を作る完成度だった。輪堂千速さんが箱から取り出す一つ一つに意味を与え、赤枠を青に変える瞬間の快感を視聴者と共有した意義は大きい。次の箱が開く時、また新しい生活の断片が見えるだろう。

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