2025年4月21日

「嘘」とパズルが解いた真実――水宮枢が挑む未解決事件の深層

VTuber界きっての謎解きマイスター、水宮枢が「未解決事件は終わらせないといけないから」と題し、重厚なサスペンスゲームに挑む一夜。脳筋(!?)宣言でスタートしたものの、予想をはるかに超える複雑なストーリーに、持ち前の観察眼と推理力を発揮しながら、リスナーとともに記憶と嘘の迷路を駆け抜けていきました。

始まりは“クラゲ”の独白、事件の核心へ

配信の冒頭、枢は「私はクラゲです」と独特のワードセンスで視聴者(リスナー)の心をぐっと掴みます。主人公が抱える後悔と孤独。ゲーム中で語られる警察官としての葛藤や罪悪感、「人を慰めるフリをして嘘をついたのでは?」と自問する姿に、物語の重みと真実の影がじわりと忍び寄ります。

未解決のままの少女・聖花ちゃんの失踪事件。登場人物たちは皆それぞれの事情や秘密を抱え、嘘と記憶のパズルが幾重にも絡み合います。「娘が今どこにいるか、もう聞かないでほしい」――父・宮城哲郎さんの哀切な願い。母の不在、祖母の陰、兄の想いなど、複数の視点が交差し、誰もが“守りたい誰か”のために言葉を濁し、真実を隠していたのです。

息詰まる会話整理と、とまどいパズル地獄!

「時系列がごちゃごちゃしてきた!」と枢自身も困惑するほど、証言や手掛かりが交錯する本作。しかしその混乱すら配信の見どころ。リスナーはチャットで「脳筋プレイ!?」「推理が光ってる!」と盛り上がり、枢の葛藤や頭を抱えるリアルな姿に共感を寄せます。

事件のキーとなるのは“記憶の断片”を正しい順につなぐこと。幼稚園の先生、保育士、さらには文房具屋のおじいさんにいたるまで、関係者の証言をひとつひとつ精査してパズルのピースを埋めていきます。「翔太君のせいじゃないわ」「母をママと呼ばなかった」「兄妹の関係は?」など、家族の細やかな心情を読み解きながら、見落としがちな微かな違和感に、枢の推理の矢が鋭く切り込む!

“嘘”によって守られた優しさと、その先の救い

事件の渦中、誰もが大切な人を守るため、小さな嘘を抱えていたことが次第に明らかになります。幼い翔太くんの沈黙も、おばあちゃんの回想も、母親の複雑な言動も、皆が「痛み」を覆い隠すための優しい嘘。その積み重ねが、事件を“未解決”にしてしまった真因だったのです。

ラストパートで「未解決事件は終わらせないといけない」とタイトル回収! 理不尽な現実に立ち向かう勇気、記憶と向き合うことでしか救えないもの…。配信を見届けたリスナーからも「スーちゃんの推理に涙が…」「みんなの嘘に守られた優しさが沁みる」などのコメントが飛び交いました。

事件を終わらせ、“明日”へと進む決意

壮大な物語に幕が下り、最後は枢が「事件の終わり方が綺麗!」と満面のスマイル。複雑な家族の関係や人生の傷、それをつむぐ人間ドラマに真摯に向き合いながら、「迷宮入りしない名推理」でラストまで駆け抜けました。

「頭をひねるのも楽しい、でも一歩一歩、みんなの想いを理解したい」。その等身大の姿が、配信をより特別なものに。スリリングな調査パートと、温かいリスナーとのやりとりが混ざり合い、心に残る夜となりました。

事件を解決したその先に――今日も水宮枢の“成長中”な真意が光る配信でした!

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