2025年4月18日

月ノ美兎、紙の世界を駆け巡る!新次元ワンマンライブで満点の“うさぎジャンプ”

3年半ぶり、待望のセカンドワンマンライブ「Paper Rabbit」がついに幕を開けた。VTuber業界のアイコン的存在、にじさんじ所属・月ノ美兎が、壮大なステージに降り立ったこの日。ファンたちを“銀河の旅”へと誘う、夢とうさぎとかけめぐる夜が八王子から始まった。

会場全体を包んだ高揚と一体感

開演のアナウンスが流れると、リスナーの期待は高まる一方。指定席の会場は整然としつつも、開演前から早くも熱気に満ちていた。「スマートフォンはお鞄の中へ」など厳かな注意喚起のあと、いよいよ音楽が鳴り響く。今宵は一味違う、非日常の舞台装置が整った。

予感させるように流れるイントロ。「なんか起きそうな予感きらめいたら思い切って選びたい、お話作るみたい。」──普通の週末とは一線を画す、遊び心たっぷりの世界観が次々展開。ライブ中盤、「みとらじ!ギャラクティカ!」コールで会場は一体に。3年半の時を経て、満を持しての“声出し”解禁。リスナーの声が、月ノ美兎の宇宙とシンクロした瞬間だ。

ユニバースを渡る“みとらじ”が大爆発

ステージは、「歩くペーパーバース」「アンチグラビティガール」といった代表曲で幕開け。ゲーム要素と多次元トークを盛り込み、空想世界・現実・ネットカルチャーがぐるぐると交錯する。ラジオ風コーナーではリスナーからの“宇宙級”なお便りが続々。「米読まれたガール」「リア凸ガチ勢」などの個性的なネームが飛び出し、月ノ美兎はウィットに富んだ返答で応戦。納豆トークにまで広がる地球の味覚バトルや、「草でも食ってる〜」という独特の例えにリスナーもほっこり。

ライブならではのスペシャル演出も忘れない。シュレッダー機能付きのギャラクティック洗濯機(!?)紹介コーナーでは会場が大爆笑。ここぞの茶目っ気も“委員長”の真骨頂だ。

エキセントリック×シュールな物語、圧巻のステージ展開

MCと曲がシームレスに切り替わる構成は、もはやアートの領域。“ペラペラになっちゃう”危機や、ピーナッツくん乱入によるドタバタ劇など、まるでSF映画のクライマックスばりの盛り上がり。「月の美兎という存在がインターネットから消滅する!」緊迫のシーンでは、リスナーのエールが奇跡を起こす。会場からのコールが“復活”を呼び起こす熱量は、ライブならではの醍醐味だ。

「私の体は皆さんとの記憶。デジタル惰性のポリゴンだ。」──バーチャルならではの哲学とリアリティが交錯する台詞に、リスナーの心も大きく揺さぶられたことだろう。

生きててよかった!会場みんなで歓喜の涙

クライマックスでは、月ノ美兎とピーナッツくんが“生きて帰還”。リスナーが揃って「みとちゃん」「ピーナッツくん」と名前を叫ぶ一幕は、感動の連続。思わず「泣いたわ。良すぎて。」という声まで聞こえる。舞台の上も客席も、ネット越しも──全員が一つになる高揚感。これぞ、バーチャルとリアルを超える力だ。

お知らせパートでは「ここまで無料で見ていた!?」とのサプライズも炸裂。終始笑あり涙あり、ドタバタときらめきが交差するワンマンライブの前半が、惜しまれつつ幕を閉じた。

──紙のうさぎが跳ね、思い出の銀河が広がる場所。「月ノ美兎、やっぱり最高!」。そんな声が、今宵も宇宙を駆け巡ったに違いない。

この記事をシェアする

コメント (0)

コメントを投稿

このキーはコメント削除時に必要です
0/1000
まだコメントがありません