『R.E.P.O.』初ソロで緊張を力に変換 猫又おかゆさん、レベル3の納品動線を確立
『R.E.P.O.』初ソロで緊張を力に変換 猫又おかゆさん、レベル3の納品動線を確立
猫又おかゆさんが配信で挑んだのはアクション×ステルスの収集型ローグライト『R.E.P.O.』。目的は施設内のアーティファクトを見つけ、カートや手押しで搬送し、指定の納品口へ安全に届けること。音に反応して爆発する敵や視界に入るとビームを撃つ敵など、挙動の異なる脅威を避けつつ、スタミナやパワー、照準武器などの強化を買い足して周回効率を上げていく。初のソロという緊張の中、猫又おかゆさんは操作の「押す」「撃つ」「運ぶ」を都度言語化して確認し、危機を一つずつ回避。配信の軸は、怖さを率直に言葉にしながらも手順を積み上げていく進行で、観戦するリスナーに“共走”の手触りを与えた。
序盤、猫又おかゆさんは「やばい、撃ちたいのに!
序盤、猫又おかゆさんは「やばい、撃ちたいのに!」とE操作に戸惑いながらも、冷静に押し直して打開の糸口をつかむ姿勢を見せた(https://www.youtube.com/watch?v=RheOnA5Gqc0&t=7465)。中盤は“見られると撃たれる”系の敵に対し、視線管理と遮蔽物の使い方を徹底。納品は二カ所構成のマップでも先に安全確保から入る手順が奏功した。終盤の休憩パートでは、「明日は別ゲームの集団配信」とスケジュールを告知しつつ、リスナーの名前呼びを丁寧に重ね、走破後の余韻を共有。全体を通して、恐怖の声と手順の声が交互に響く進行が配信の体感を支えた。
今回の配信は、ホロライブゲーマーズ所属の猫又おかゆさんが、初のソロで本作の基本動線を体得していく回だった。開始直後に「酔い止めも飲んできました。準備バッチリ」と伝え、細やかな体調ケアまで共有したトーンが全編の落ち着きを生んだ。 視聴推移は一定の安定感を示し、長時間ながら終盤まで観戦の空気が維持された(配信時間は約4時間超、総再生は約14万回)。 リスナーは“おにぎりゃー”として呼吸を合わせ、驚きと安堵の起伏に反応。公式情報は猫又おかゆさん公式YouTubeチャンネルと公式Twitterから確認でき、アーカイブや今後の予定に直行できる導線が整っていた。
決定的瞬間――初のレベル3で“押す・撃つ・退く”が噛み合う(M01)
山場は初めて踏み込んだレベル3帯。猫又おかゆさんは「初めてのレベル3に行きたいと思います」と宣言し、納品二カ所の把握から動線を設計した。 奥で敵影を視認すると、遮蔽物の手前で一拍置いてからボウガンでスタン、続けてレーザーで処理する理想手順を反芻。「ボウガンでスタン取ってレーザーで倒す。うわー難しそう」と自らに言い聞かせ、操作の優先度を整理する。 ただ、実戦では「やばい、撃ちたいのに! あ、待って落としちゃった。Eボタン!」と動揺が走る瞬間も。 それでも押し直し→退避→再装填の再現性で持ち直し、荷物を“押す”局面へ繋げた。現場の緊張感は映像の暗部コントラストにも現れ、開幕時の画面基調との差が際立った。 決断の号令はこの瞬間だ。レベル3突入の宣言シーン。
呼びかけが道を拓く――コメントと合奏した危機対応(M11)
本配信の進行は単独操作だが、判断の背後には常にリスナーの“合いの手”があった。視界に入るとビームを撃つ敵に遭遇した場面で、猫又おかゆさんが「視界に入るとビームを撃ってくるんだ」と性質を確認すると、チャット欄は「良いかんじ!」と運びのテンポを後押し。 退き際の判断でも「帰ってよし!」の短い合図が背中を押し、猫又おかゆさんの「よし、もう帰ればいいんだ」という自己判断の速度が上がる。 一方で“ふれーふれー”の定番スタンプが画面を覆う瞬間は、難所の手前で深呼吸の役割を果たし、過剰な前進を防いだ。 チャットの励ましが過熱しすぎればリスクもあるが、この日は短い言葉の調子が落ち着きを保ち、結果として納品路の選択に集中力を配分できた。名前呼びタイムの温度感が、その関係性を象徴している。
落失からの立て直し――“雷コンボ”を飲み込み、段取りを再構築(M19)
最も苦い瞬間は、複合的な妨害で一気にリソースを失った局面。「こんなことあんの、こんな持ってかれちゃったよ。アイテムも一緒に浮かぶんだね」と猫又おかゆさんが嘆息すると、コメント欄には「ダートで雷撃たれた上に踏まれるようなコンボだったな…」と状況を言語化する声が走った。 ここで焦って回収に戻らず、まず安全圏まで退避し、納品優先のミニマム動線を引き直したのが勝因だ。道中で「組み合わせ攻撃だ、わずい」と危険度を素早く判定し、敵の足の遅さを活かして間合いを確保。 リスナーからの「上手だったよ~」の一言が、再挑戦の初動をやわらげ、手順の精度を戻していった。 失い方ではなく、取り戻し方が配信の見どころになる好例である。大きなロスが出た直後の判断が、その落ち着きを物語った。
素の声が進行を動かす――短い言葉の機能美(M03)
配信を支えたのは、短くて正確な自己実況だ。「あ〜こわい。今のやつは音を聞いて爆発するやつだ」と危険のトリガーを即時ラベリングし、以降の進路で“音を立てない”判断がぶれなくなる。 「初めてのレベル3」と区切ってからの動きは、必要な買い物や納品順の検討に軸を与えた。 武器運用でも「ボウガンでスタン取ってレーザーで倒す」と手順を短句化し、緊急時の再現性を確保。 ショップ前では「赤いドローンはお宝守ってくれるんだ」と守備の役割を一言で把握し、購入優先度を整理する。 視線トラップの部屋では「目合わせちゃダメなやつじゃない?」の一言で全員の視線管理を徹底。 そして配信終盤の運用まで「明日は…」と予定を区切って切り上げの判断を加速させた。 一連の“短さ”が機能した場面を、手順確認の発話が重なる局面で体感できる。
次への約束――『7 Days to Die』と出演告知へ橋渡し(M12)
走破後のクールダウンで、猫又おかゆさんは次の配信計画を静かに共有した。「明日は…たしか7days to dieがあるのかな?」と触れ、進行中のサバイバル企画へリスナーの視線を誘導。 さらに「みこちが作ってくれた腹筋のASMRのやつね」と、他メンバー由来の企画にも言及して箱の活気を伝えた。 冒頭で語った「酔い止めも飲んできました。準備バッチリ」という姿勢は、長尺のゲームでも体調を崩さない準備の重要性を示し、次回の作業ゲーとの相性の良さも示唆する。 終幕の「観測おかよ。バイバイ。」までトーンを崩さず、名前呼びの温度を保ったのも印象的だ。 予告と御礼を交互に重ねる締め方は、視聴導線とコミュニティの一体感を同時に整える。締めの告知と挨拶で余韻を確かめてほしい。