地下に潜む真実――「都市伝説解体センター」第3章、異界ツアーの真相に迫る!
リアルとフィクション、都市伝説と人間ドラマが交錯する名作ADV「都市伝説解体センター」。第3章の実況で、VTuberジョー・力一がミステリアスなオカルトツアーの全貌に挑戦した。テンション高めの進行と的確なツッコミで、今回もリスナーを一瞬も退屈させない展開だ。
上野オカルト&ダーク――始まりは忍ばず池
話の舞台は上野。集まったのは、ガスマスク姿の有名ウェブライター山田や、独特な熱量の藤原、そして新たなキャラクター木村など、クセ者ぞろいの参加者。“ミステリーツアー”と称して開始されたにもかかわらず、ガイドですらツアーの全容を知らないという、予測不能な導入に会場(?)の空気もざわざわ。一体何が始まるのか、期待と不安が入り混じるスタートとなった。
参加者たちは次のスポットにつながる「4桁の数字」を探す羽目に。忍ばず池でスワンボートに乗るといった日常感あふれる場面も、ディープなオカルト談義や都市伝説の薀蓄で一気に怪しさが増していく。特に「このツアーは参加した人まで分からなくなる」といった設定は、ジョー・力一ならではの鋭い視点で茶化されつつ、独特の盛り上がりを見せていた。
不可解な事件、消えた資料――「異界」導入の違和感
スポットが進むうちに、メンバーの一人が突然姿を消す怪事件が発生。さらに「資料が1組足りない」というトラブルも判明し、徐々に現実離れした展開がリスナーの好奇心を刺激する。資料や封筒に隠されたヒントをめぐる推理合戦に加え、ガスマスク山田のウェブライター魂が炸裂。都市伝説おなじみの“異界”論争では、「来た道を戻る」という定番脱出策も解説されるなど、ゲームも配信も一歩先を行く知見が光る。
上野の地下やエレベーターに仕掛けられた都市伝説のギミック、ネットで流行の“異界駅”の逸話、「水神堂の小判」といった固有アイテムが物語の謎解きの鍵になる展開は、リスナーからも「BINGO!」「ブリリアント!」とチャットが弾む場面。
異界に誘われた参加者たち――暴かれる主催者の正体
廃棄施設に誘導された一行は、謎解きとともにじわじわと追い詰められる雰囲気に。次第に明らかになるのは、全ての難問やイベントが「上野天中事件」と結びついていたという事実。さらに小判を持つ者たちが集められて異界へと運ばれた理由、ひとり資料のなかった“謎の参加者”木村が実は主催者であり、亡き兄・野村健吾の復讐を胸に隠し持っていたというドラマティックな真相が待ち受けていた。
クライマックスでは、犯人探しや異界のルールに揺さぶられ、リスナーにも「同僚説」「小判説」「事件ナンバーワン」など次々スタンプのように推理の声が飛び交った。終盤には「クイズ王」力一の真骨頂ともいえる展開が炸裂!
真実に触れて――「都市伝説」の解体、その先へ
最終的に事件の背後に隠された怨念と復讐の連鎖、人知を超えた“異界”の存在、そして本ツアー参加者たちの「運命の符合」が明かされる。一人ひとりが抱えていた思いが複雑に絡み合い、物語は一気に核心へ。リスナーも物語の住人となったかのような没入感と、ジョー・力一ならではの“歌うような語り”が緊張感を心地よい高揚感に塗り替えていく。
「都市伝説解体センター」は、謎と恐怖、そして思わずクスリとさせる人間模様が絶妙に混じり合うアドベンチャー。ジョー・力一の実況が生み出す笑いとスリルが、一夜限りの“異界ツアー”をさらに特別なものに押し上げていた。
現実と都市伝説の境界線、その向こう側をあなたも覗いてみては――。
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