猫又おかゆが魅せる「嘘」に踊る夜――心響く新感覚カバー披露

幻想と現実を揺らす、猫又おかゆの歌声

ホロライブゲーマーズの癒し系VTuber、猫又おかゆがまたひとつリスナーの心を振るわせるパフォーマンスを届けてくれた。今回披露されたのは、話題曲「ライアー」をみずみずしい感性でカバーしたもの。この動画には「踊れ踊れ 嘘に踊れ」というキーフレーズも印象的な楽曲の世界観を、猫又おかゆならではの優しくも伸びやかな歌声で彩り、多くのリスナーたちがチャットで喝采をおくった。

TikTokやネットでも話題になったあの名曲を、ただ再現するのではなく、柔らかな声質と絶妙な表現力で新たな解釈を生み出す。まるでおかゆの声が、嘘や本音、過去や未来、その全てを包み込むように響き渡る夜。配信画面の向こう側、リスナーたちはきっと心の奥底から楽曲の物語に浸っていたことだろう。

抑えきれない想いと光るセンス

歌詞の「踊れ踊れ 嘘に踊れ 今までを捨てて腕を触れよ」というフレーズが流れるたび、チャット欄は「その声最高！」「癒やされる…」などのコメントで溢れかえる。中でも「ライアー(ライアー)」というリフレインは、おかゆ自身の切なくも温かな世界観と相まって、何度でも反芻したくなる魔法のような余韻を残す。

また「例えば土砂降りの雨だって ズブ濡れでどうしようもなくても 青空に見えるメガネあれば 晴れのような気持ちでしょう」というくだりでは、リスナーたちがそれぞれの人生に重ね合わせる様子も垣間見えた。時として本音を隠し、少し背伸びした“嘘”で歩き出したくなる自分を許してくれる、そんなメッセージが確かに伝わってくるのだ。

「嘘でよかった！」に込めた本音

クライマックスの「今幸せか 幸せじゃないかなんてさ いつの日にか自分が勝手に決めるから踊ったもん勝ち」。この楽曲最大のエールとも言える言葉を、おかゆは静かに、そして軽やかに歌い上げる。その余韻の中で最後に響く「ああ 嘘でよかった！」という一言には、彼女らしいポジティブな強さがぎゅっと詰め込まれていた。

楽曲の世界観そのまま、リスナーの心に寄り添いながら、時に背中をそっと押してくれる猫又おかゆ。決して特別な言葉で飾らなくても、等身大のやさしさと芯のある歌声で伝える“嘘と本音”のメッセージには、多くのファンが癒やしと勇気を得たに違いない。

支えるクリエイター陣とホロライブの絆

このカバー動画にはMIXをはじめ、イラストや動画制作で多くのクリエイターが参加。更に仲間たちもスペシャルサンクスとして名を連ね、ホロライブの温かな絆を感じさせる一面も。

歌って、笑って、泣いて。猫又おかゆの新たな挑戦は、リスナーと一緒に「踊る」夜を鮮やかに彩った。今宵もその優しい声に、もうしばらく身を委ねてみてはいかがだろう。